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とび・土木・コンクリート工事とは?種類や建設業許可を取得する要件

2022/11/21

「とび・土木・コンクリート工事では、どんな種類や特徴があるの?」と疑問に思っている人も多いと思います。
他の工事と比べても紛らわしく、一見区別がつきにくいですよね。

そこで、ここではそれぞれの特徴や種類、間違われやすい工事について解説していきます。
また、建設業許可を取得する要件についても併せてご紹介します。
知っておくと何かと便利なので、ぜひ覚えておいてくださいね。
とび・土木・コンクリート工事とは?種類や建設業許可を取得する要件

とび・土木・コンクリート工事とは?

とび・土木・コンクリート工事は、「イメージできるけど良く分からない」方も多いのではないでしょうか。
そこで、以下でとび・土木・コンクリート工事の種類や特徴について解説します。

とび・土木・コンクリート工事の種類

建設業許可事務ガイドラインの定義では、とび・土木・コンクリート工事は以下となっています。

1.足場の組み立て、機械器具・建設資材等の重量物の運搬配置、鉄骨等の組み立て等を行う工事
2.杭打ち、杭抜き及び場所打杭を行う工事
3.土砂等の掘削、盛上げ、締固め等を行う工事
4.コンクリートにより工作物を築造する工事
5.その他基礎的ないしは準備的工事

とび・土木・コンクリート工事の種類を知っておくことで、いざという場合に役立ちます。

とび・土工・コンクリート工事と間違われやすい工事

とび・土工・コンクリート工事とよく似ていて、紛らわしく間違われやすい工事があります。
そこで、以下でとび・土工・コンクリート工事と間違われやすい工事についてご紹介します。

鉄骨工事

鉄骨工事は、とび・土工・コンクリート工事と間違われることが少なくありません。
鉄骨工事は、鋼構造物工事になります。
鉄骨の作成、加工、組み立てまで請け負うのが鉄骨工事です。

それに対して、とび・土工・コンクリート工事は鉄骨組立工事になります。
特徴は、加工された鉄鋼を現場で組み立てるだけです。
鉄骨工事と比べて、工程が少ないということを覚えておいてくださいね。

コンクリートブロック積み工事

コンクリートブロック積み工事も、とび・土工・コンクリート工事と混同されることが多いです。
建物の内外装として擬石の張り付け、法面処理、擁壁としてコンクリートブロックを積むのが特徴。

一方で、とび・土工・コンクリート工事はコンクリートブロック据付け工事となります。
規模が大きいコンクリートブロックを使ったり、プレキャストコンクリートの柱、梁などの設置をしたりします。

屋外広告工事

とび・土工・コンクリート工事に間違われやすいものとして、屋外広告工事もあります。
現場で屋外広告物の製作、加工、設置まで請け負うのが、屋外広告工事です。

それに対して、とび・土工・コンクリート工事は屋外広告物設置工事となります。
屋外広告工事に含まれない工事が、屋外広告工事なのです。

建設業許可を取得する要件とは?

とび土工において建設業許可を取得するには、以下の条件を満たす必要があります。

・管理責任者とみなされる
・専任技術者とみなされる

管理責任者とみなされるには

管理責任者とみなしてもらうには、次のいずれかの条件を満たさなければなりません。

1.「とび・土工工事業」を経営する会社で、役員として5年以上経験する
2.「とび・土工工事業」以外の工事業を経営する会社で、役員として6年以上経験する
3.「とび・土工工事業」を経営する個人事業主として、5年以上経験する
4.「とび・土工工事業」以外の工事業を経営する個人事業主として、6年以上経験する
5.「とび・土工工事業」を営む会社や個人事業主の元で、6年以上経営補佐を経験する

専任技術者とみなされるには

専任技術者とみなしてもらうには、以下のいずれかの条件を満たす必要があります。

資格を保有

1級建築施工管理技士や1級土木施工管理技士、1級建設施工管理技士など。
これらの資格を取得することで、専任技術者とみなされます。

指定学科を卒業し一定期間の実務経験がある

土木工学や建築学学科を卒業し、3~5年の実務経験を積めば専任技術者とみなされます。

とび・土木工事において10年以上の実務経験がある

とび・土木工事業に関して10年以上実務経験があれば、専任技術者とみなされます。
もちろん10年以上の実務を積むのは簡単ではありませんが、それでも非常にやりがいを感じるはずです。

まとめ

とび・土木・コンクリート工事の種類や特徴、建設業許可を取得する要件について解説しました。
また、とび・土木・コンクリート工事とよく間違えられる工事についてもご紹介しました。

これらを知っておくことで、さまざまな場面で役立つことが多いはずです。
建設業許可の取得要件についてもぜひ知っておき、ぜひ取得条件を満たせるようにしてくださいね。