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2022/09/17

コンクリートガラの処分は個人でできるか、コンクリートくずとの違いは何かが気になる方も多いはずです。
ここでは、コンクリートガラの処分方法やコンクリートくずとの違いについて解説します。

処分方法ってややこしい場合も多いですし、最適な処分方法を知っておきたいですよね。
コンクリートガラの処分費用についてもわかりやすく解説していくため、ぜひ参考にしてみてください。

コンクリートガラとは？

建設現場に携わる人でなければ、コンクリートガラはあまり聞きなれない言葉でしょう。
コンクリートガラとは、建物を解体する際に出るコンクリートの破片や塊で、産業廃棄物のことです。

コンクリートガラは、略してコンガラと呼ばれることもあります。
産業廃棄物であるコンクリートガラは、適切に処分しなければ地球環境を汚染するのです。

地球温暖化を加速させてしまうため、コンクリートガラの不法投棄は絶対にしてはいけません。
違法業者が、山などに不法投棄をして問題になるニュースを見たことがないでしょうか。
コンクリートガラを適切に処分せず不法投棄すると、逮捕されるので注意しましょう。

コンクリートガラとコンクリートくずとの違い

建設工事、あるいは解体工事で発生したものをコンクリートガラといいます。

一方で、その他で発生したものがコンクリートくずとなります。
つまり、製造過程において発生したコンクリートブロックのくずだとコンクリートくず。

ややこしいですが、これらの区別がつかなければリサイクル時に困ることになります。
コンクリートガラとコンクリートくずとの違いを理解することで、あなたも正しく処理できるはずです。

コンクリートガラの処分は個人でできる？

コンクリートガラなど産業廃棄物を不法投棄するのは犯罪であるため、当然できません。
事業規模の大きい業者ならば、コンクリートガラなどの産業廃棄物を処分するのは比較的容易といえます。

しかし、個人事業主だとどうすれば良いかかなり悩むことも多いのではないでしょうか。
コンクリートガラの処分を個人でする場合、個人事業主として届け出を出していれば個人名で持ち込めます。

ですので、屋号でなくてもコンクリートガラの処分を個人で手軽に行うことは可能です。
大手業者でなくても、個人事業主としてしっかり届け出を出していれば適切に処分できますよ。

コンクリートガラの適切な処分方法

コンクリートガラの適切な処理方法は、次のようになります。

再生砕石としてリサイクル

コンクリートガラの多くは、中間処理業者により「再生砕石」としてリサイクルされます。
再生砕石は、どちらかというと強度が弱く、路盤材の材料に使われたり、駐車場の敷地に利用されたりします。

そのため、知っておいて損はありません。

再生骨材としてリサイクル

コンクリートやアスファルト混合物を作るのに用いられる砂利や砂が、再生骨材となります。
コンクリートガラは、再生骨材としてリサイクルされるケースが多々あるのです。

セメントが固まるときに起こる発熱、固まった後に収縮するのを抑制するために、骨材を入れます。
再生砕石と同じく、再生骨材も多くの場面で活用されます。

コンクリートガラの処分費用

気になるのが、コンクリートガラの処分費用ですよね。
コンクリートガラの処分費用はm3あたり6,000円～ですが、有筋ガラなどだと別途料金がかかります。

ですので、有筋ガラだと/m3あたり15,000円～となります。

不法投棄には重い罰則がある

コンクリートガラ、つまり産業廃棄物の量が多ければ多いほど処分する際に高額となります。
そのため、費用を抑えたい業者がついつい不法投棄に走りがちです。

ですが、不法投棄には厳しい罰則があることから、適切にコンクリートガラを処分するのがベスト。
また、コンクリートガラを処分する際に一般廃棄物として持ち込むのは違法です。

違反すると1年以下の懲役、または100万円以下の罰金という非常に重い罰則があります。
最悪の場合、5年以下の懲役、または1000万円以下の罰金の両方の罰則を受けることになります。

そうならないためにも、コンクリートガラを適切に処理することが望ましいのです。

まとめ

コンクリートガラの処分は個人でできるのか、コンクリートくずとの違いは何かについて解説してきました。
産業廃棄物の不法投棄が大きな問題となっていますし、汚染や地球温暖化にもつながってしまいます。

ですから、コンクリートガラを適切に処分することが大切です。
コンクリートくずとの違いや適切な処分方法を知っておくことで、いざという場合は役立ちます。

ぜひ、コンクリートガラの適切な処理方法について正しく理解しておきましょう。