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鳶職と大工の違いとは?両者の違い・特徴や向いている方を詳しく解説
2022/05/29
鳶職と大工の違いって、一見かなり分かりにくいですよね。
中には、鳶職と大工を一括りにするという方もいるでしょう。
ここでは、そんな鳶職と大工の違いや特徴について詳しく解説していきます。
さらに、鳶職や大工に向いている方についても、分かりやすくご紹介していきます。
両者の違いや特徴を、ぜひ知っておいてくださいね。
目次
鳶職とは?
鳶職とは、高所作業を専門にする仕事のことです。
鳶職には、主に以下の三種類があります。
足場鳶
足場鳶は、大工など職人の方々が安全に作業を遂行するために、欠かせないのです。
建設現場において足場を組み立てたり、工事終了後に解体したりするのが足場鳶になります。
重量鳶
重量鳶は、建設現場で大型機械、または工作物等の重量物をクレーンで搬入、設置、解体します。
建設現場では大型機械や工作物が必須なため、それらを運んだり設置したりする際に必要なのが重量鳶です。
鉄骨鳶
鉄骨鳶は、鉄骨をクレーンで釣りあげて、地上数百メートルを超えるような高いところでくみ上げます。
鉄筋建築現場において、鉄骨鳶は欠かせないのです。
大工とは?
大工とは、木造の家屋を建てたり、修理したりする人のことです。
設計士から渡された資料をもとにして、建物を建築していくのが大工の仕事になります。
そんな大工には、以下のような職種があります。
建築大工
建築大工は、戸建て住宅等の木造建築を行う人のことです。
多くの方がイメージする大工は、恐らくこの建築大工といえるでしょう。
注文住宅など一軒家を建築する場合には、建築大工が施工に関わることになるのです。
型枠大工
型枠大工は、コンクリートを流し固めるための型枠を組み立てたり、型枠を外したりする人のことです。
造作大工
造作大工は、建物内部の仕上げ作業を行う人のことです。
建築において重要なのが造作大工で、内装の見栄え、出来栄えは造作大工に大きく左右されます。
鳶職と大工の違いは何?
鳶職と大工って、一見同じような仕事だと思っている方も多いはずです。
鳶職と大工の違いって、区別がつきにくいですよね。
建設現場において活躍する両者ですが、仕事内容はかなり違うのです。
鳶職は、重量物を取り扱ったり、大工などの職人が安全に作業するために足場を作ったりします。
そして、鳶職は高所作業をメインにします。
それに対して大工は、重量物を取り扱ったり高所で作業したりすることはほとんどありません。
鳶職が足場を組むのが仕事ならば、大工は木造建造物を建てるのが主な仕事となります。
また、鳶職と大工の違いには、学歴もあります。
鳶職は基本的に学歴不問ですが、大工は知識、学歴を必要とします。
そのため、大工は建築学科や建設専門学校で学んだ人でなければなりません。
この点も、両者の大きな違いとなります。
鳶職や大工に向いている人
どのような仕事でも、恐らく向き不向きはあるでしょう。
鳶職や大工でも、同様のことがいえます。
鳶職や大工に向いているのは、以下のような方になります。
鳶職に向いている人
鳶職に向いているのは、とにかく体力があり高所での作業が苦にならないという人です。
鳶職というのは、とても体力のいる仕事です。
かなり重たい荷物を頻繁に持ちますし、足場を設置するのに体力を消耗してしまいます。
ですので、体力のある方に最適です。
さらに、高所での作業がメインとなるため、高所恐怖症の方には難しいといえます。
もし、体力がバリバリあって高所作業も得意ならば、鳶職を目指してみてはいかがでしょうか。
鳶職は学歴不問なことがほとんどなため、学歴に自信がない方でも全く問題ありません。
大工に向いている人
大工は、家を建てるのが好きな人や自分の腕を試したいという方に最適です。
大工は非常に繊細な仕事となるので、集中力や細かい作業が得意な方でなければ難しい仕事です。
また、出来上がりをしっかりとイメージさせながら進行する能力も求められます。
そのため、日頃からシミュレーションしながら物事を考えられる人に適しているのが大工です。
設計士から渡された設計図をもとに建築に携わるため、大工は慎重さが求められる仕事です。
大工はやりがいのある仕事ですし、家が完成したときには大きな喜びを得られるでしょう。
まとめ
鳶職と大工の違いや特徴、向いている人について解説してきました。
建設現場において欠かすことができないのが、鳶職や大工です。
両者の違いや特徴をしっかりと知っておき、ぜひ素晴らしい職人を目指してくださいね。
建設現場で活躍したい方ならば、鳶職や大工は非常に適した仕事となるでしょう。
どちらも建設現場において欠かすことができないことから、非常に重宝される仕事といえます。